現在地
『BASIC言語解説書』
ZZ86のマニュアルと一緒にこんなものも発見されていました。
タイトルから想像するにカシオ計算機のV-900なるBASIC搭載機があって、それ用のマニュアルのようなものなのでしょう。
聞いた記憶の無い機種なので検索してみたところ、カシオ公式サイトの「カシオの歴史」のところで「V-900」の名前を見つけました。1970年代のところに以下の記述があります。
1978(昭和53)年7月
パーソナルコンピュータ「V-900」販売開始(出荷8月)
1978年7月ということはPC-8001より約1年、MZ-80Kよりも数か月早い発売ですね。
残念ながら写真は見つかりませんでした。一体どんな形態のマシンだったのでしょう?
LED Flasher
2024年
最近のお買い物(2023/12)
カテゴリー:
あっという間に2023年も今日で終わり、大したことのできなかった一年だったなぁと感じています。
作ったのはH8/532ボード・PLLシンセサイザ(完成には程遠い状態ですが)・NS32016ボード、ソフトウェア関係だとASのRXコードジェネレータくらいですね。
ZZ86のマニュアルが出てきた
カテゴリー:
また探し物をしていたら...... 今度はこんなものが出てきました。
ZZ86というのはPC-9801シリーズ用の逆アセンブラ、そのマニュアルだけが発見されました。
逆アセンブルはコード領域とデータ領域の分離とか、ラベルの命名とか、全自動ではうまく行かずに人が補助してあげないといけない部分があります。このZZ86はその作業を対話的に行なうことができるのがウリでした。
当時PC-286note-F, PC-386note-Aを買ったあと自分の環境整備のためにいろいろ逆アセンブル(DEBUG.COMを使っていたように記憶しています)していたので買ったのです。
Iskra EMZ1001
カテゴリー:
しばらく前にTwitter(現 X)でこのEMZ1001を購入された方がおりまして、それでどんな石なのだろうと調べているうちに欲しくなってしまい、遂にポチってしまったのでした。
Iskra社のEMZ1001、末尾「E」は動作温度範囲0~85℃のもののようです。
聞き慣れないプロセッサですが、これはAMI S2000の互換品です。というかIskraとAMIの共同開発らしいのですが、この辺り情報が少なく詳しくはわかりません。それでもEMZ1001とS2000が互換だというのは確かなようなのでS2000のデータシートを元にして書いていきます。
S2000ファミリは命令幅が8ビット、データ幅が4ビットのプロセッサです。
モニタのFPU対応
カテゴリー:
NS32081を追加してみたで書いたように、マンデルブロのデバッグ中に必要に迫られてモニタのFPU対応を書き始めたわけですが、一段落したのでここで簡単にまとめておきたいと思います。
トラップとダンプ
最初は当面のデバッグに必要な、トラップが発生したらレジスタを保存し、その内容をダンプする、機能を作りました。
NS32000ファミリはFPUのレジスタを直接メモリに書き込む命令が存在するので保存は簡単です。CPUのレジスタを保存した後にFPUレジスタも保存します。
ダンプも16進で表示するだけなら特に難しいことはありません。NS32081にはステータスのFSRレジスタの他に単精度の浮動小数点数を格納できる32ビットのレジスタがF0~F7の8本あります。これはF0とF1を連結して倍精度の64ビットのL0として使用することもでき、同様にL2, L4, L6と合計4本の64ビットレジスタとしても使用可能です。ダンプ時はF0~F7として表示します。
データブックには応用回路がいっぱい
NS32081を追加してみた
カテゴリー:
NS32016ボードのコメントにちょっと書いたようにNS32081 FPUを搭載してみました。
空きエリアに24ピンソケットを置いてNS32081D-10を載せます。
このFPUはたったの24ピンしかないのにバスは16ビットあります。接続は簡単でデータシートの通りにNS32016の同名の信号と接続するのみ、CPU空間のデコードを必要とするMC68881などよりシンプルです。あ、クロックだけはNS32201から引っ張ってきます。
ハードウェア的に接続出来たら次はソフトウェアですが......
ページ
